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以下は今年の春の社員向け出店決意表明です。 今年の秋、10月にオープンする石川県かほく市のイオンモールに出店する事に決めました。皆さんにとっては晴天の霹靂だと思うので少し説明したいと思います。
今回のお店はあるテーマをもって決めていきたい、という漠然としたイメージがありました。それは私がブルーコムを始めてからずっと、大事にしてきた勘とか本能みたいなものです。人生は偶然の積み重ねだけど、それをただの偶然と思わないで受け止めていく、という信念かもしれません。頑張れば必ず報われると、今でも思っています。
さて舞台は80年代初め_インターネットも携帯電話さえもない時代_サンフランシスコ。ウィルスミス演じるクリスガードナーのほろ苦いサクセスストーリー‘The Pursuit of Happyness‘がテーマです。
(邦題 幸せのちから) http://www.so-net.ne.jp/movie/sonypictures/homevideo/thepursuitofhappyness/ 映画の中のワンシーンで、お金がなく泊まる場所さえなくなって地下鉄の駅のトイレで幼い息子と夜を明かす場面があります。
クリスは子供に大丈夫だと言い、抱きしめながらひとり涙を流します。 僕にはこの場面をどうしても単なる映画のストーリーには思えなかった。世の中の矛盾や自分の無力さ、情けなさ。それでも頼ってくれる人がいる。諦めたくなる自分を叱咤し、子供の寝顔を見て勇気を振り絞りながら、店頭に立ち続けた10年前の自分を強く思い出しました。
そして、ハピネスを提供する為にもう一度原点に返って新しいお店を作りたいと心から思いました。教会で皆が寝静まった夜中に、クリスが修理した販売用機械からぱーっと光が溢れます。物事が悪い方へ向かってしまう時にも決して諦めなかったからこそ、光が見えた。
新しいお店の名前は 「GLENN PARK/グレンパーク」。そう、クリスガードナーが夜を明かした地下鉄の名も無き駅の名前です。地下鉄の構内から、ホテルのロビーに繋がるイメージのお店は当時のアンティークを集めて、ないものは特注で再現して構成します。例えば当時のアメリカの自動改札、ポスター等は忠実に再現しながら。レジ周りはクリスが研修を受けた、投資会社をイメージします。グリーンの文字の電光掲示板、世界各国の時間を表す5個の時計。
ブルーコムブルーとしてSCに出店するのは初めての事だし、やっていけるのかなあ、と不安要素も挙げればきりが無いくらいです。それでも現状維持で守りに入るよりは、私は新しい事に挑戦したい。SCのイメージが良くないというならば、それを打ち破るお店を作りたい。全国展開の大企業に伍していけるような独自のサービスを提供したい、と思います。
ブルーコムブルーはスタッフ、お客様、取引先など関わった全ての人々に幸せを提供する事を目指しています。その為には乗り越えなくてはならない厳しい現実もあるのだろうと思います。
全てを誰かに与えられた幸福など、その意味さえも感じられないのではないか。本当は価値観は人それぞれだから、何を目指すのかはとても難しい問題なのだけれどそれでもこの世に生を受けた意味があるとするのならば、挑戦を続け何かを残したい。
皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。 平成20年5月21日 株式会社ブルーコムブルー 代表取締役 松田 英昭 |
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