安部総理の支持率が大きく下がり続けている。中川幹事長の学級委員のような「総理に忠誠心がない、総理が登場しても私語を止めないものがいる」発言には国民皆が驚いた。忠誠心もなにも、人に無理やり押し付けるものではないだろう。学級崩壊だ、と国会でヤジが飛ぶ。えへへ、とおじさん達の屈折した笑い声が響くその国会で教育基本法を改正しようというんだから、やるせない。昨日イタリアの銀行へ輸入する靴の代金を振り込んだ。ユーロ高は深刻で何と2/19付けのレートで¥158.54/ユーロだ。難しいことは専門家に聞くとして、ユーロの価値が上がるということはヨーロッパの力が円(日本)に比べて強いと世界が思っているということではないか?日経によれば各国がユーロ建ての外貨準備額を慌てて増やしているから、など様々な理由があるらしいけど。同じ紙面に興味深い記事もあった。1953年制作、オードリーヘップバーンの「ローマの休日」最後の場面。お別れ会見で記者から欧州統合について質問された王女は「欧州一致団結を促す政策なら賛成です」と答える。第二次大戦後のこの時代からドル(アメリカ)台頭へのヨーロッパの強い危機感はあったのだ。ユーロは「変わらないために変わる」過程なんだそうだ。もちろん業種によって円安、円高それぞれ悲喜こもごもだろうとは思う。単純に円安がいい、円高がいいとは言い切れないのは私も分かる。アメリカに引っ張りまわされる日本も伝統を守りながら変革する欧州から学ぶことも多いと思う。円の価値が上がらないのは、な~んか悔しくない?