2009年2月のエントリー 一覧

スタッフの個人面談がようやく終わった。
一人当たり30分×40=20時間!何日かに分けて行ったんだけど
やはり腰に来るな。喋るのは平気、明石やさんま並だから(笑)
でも色んな現場の改善点も見つかったし、一人ひとりに思いを伝えられた
と思う。並行してやった講習会も今後のサービス向上に繋がればいいなあ、と思う。

さて今週末は、春物が一気に動き出した。
マッキントッシュはじめスプリングコート。
入卒対応のスーツ。もちろんコットンキルト他カジュアルも。
ご予約受付中の別注追加も多くて申し訳ないんだけど、数年前なら
インポートだから欠品は仕方ない_と諦めていた。今はetre!もあるし
数量のリスクは怖くなくなった。そういう意味ではやりたい事ができる環境に
感謝しています。まだまだ、これからです。

 

ヒュージャックマンの素晴らしいミュージカル仕立てで幕を開けたアカデミー賞授賞式。
WOWOWの生中継は見れなかったが、夜の字幕版再放送を見て私は
ウルヴァリンの隠された才能にひとりテレビの前でスタンディングオベーションした(笑)
最前列にゆうゆうと座るブラッドピット夫妻のすぐ前に、ジャックブラックと前妻がプレゼンター
で登場。そのジョークに笑う表情を克明に追うカメラワークには少し引いたけど。

報道も「おくりびと」一色だからあえて言うこともないが、戦争にまつわる他の候補作より
地味なこの映画が評価された事を、日本人として感謝したい。死者何千人と数でしか
報道されない兵士も同じように、尊厳を持って家族に見送られるべきだし、
全ての生命は等しく尊いはずだ。生と死は繋がっているという静かなメッセージが
ハリウッドに届いたということだろう。高岡(福岡町)出身の滝田監督は壬生義士伝でも
日本の美しい風景と武士道の所作の美しさ、潔さを切り取った。

やはりアメリカはエンターテイメントの国だ。

 

昨日は朝からいくつかのミーティングの後、小学校の授業参観に行ってきた。
その後、駅ビルで再開発に関する市担当者からの説明会。
まあ、なんというか相変わらず新聞報道をなぞったような曖昧なもの。
今ここで即答はできないことをご理解いただきたい、とか
~という思いは持っておりますが、現在調整中でございます、とかさ(笑)

課長さんも課長補佐の人もたまたまその役回りになっただけだ
という事も、様々な複合的な要因がある事もよくわかる。
理念も目的もなく、何とか滞りなく事業を進めたい行政と
わずかな補償金のことばかり気になるテナントの人々_。
しばらく聞いていて、思ったこと。だめだこりゃ、、。

来年にはもっと詳細な図面が出てくると思うが、駅ビルの取り壊しが始まる
平成24年までは地下街は現状のままだと思う。それまでは、いやその前から
多分商店はどんどん減り、通行人数も減り、更にゴーストタウン化するだろう。
結局責任者不在のままだ。さあ、どうする?

(補足)駅前シャッター通りとは、鉄道の時代からクルマ社会へのライフスタイルの変貌
によってもたらされた。同時に少子高齢化によって加速させられた。
 東京や大阪や名古屋などの巨大都市圏を例外とすれば、1時間か30分ごとに停車する
特急列車、あるいは通勤通学の足であった各駅停車から吐き出される乗客が、駅前通りの
商店街の主要な顧客であった。また中心市街地に居住する商店主やその関係者も商店街
の住人として顧客であった。(中略)
 鉄道の時代からクルマ社会へ、この30年、ほぼ一世代で入れ代わった。猛烈なスピードで
転換した。駅を起点としたかつての中心市街地は、郊外のショッピングセンターに顧客を奪われて
寂れている。シャッター通りが多いから不景気であるという認識は間違いであり、目を転じれば
郊外は繁栄しているのである。

この後、徒歩の時速4キロの生活から、車社会の時速50キロのライフスタイルへの変換。
すなわち中心市街地の空洞化は、明治以来の成功モデルの崩壊であり、斜陽の鉄道と
同じように中央集権の行政モデルの制度疲労である、と文脈は続く。その郊外だってその
成長モデルの潮目は確実に変わっている。

行政サービスも同じく時速50キロを前提に企画されて役所、総合病院やその他ハコモノは
郊外に作られるようになった。住居と商店街、役所と病院、中心市街地が供えていなければ
ならない機能を、改めて集中させる必要に迫られている。コンパクトシティである。
(猪瀬直樹 霞ヶ関「解体」戦争より)

私はたまたま当事者だから、より考える機会が多い。誰しも年をとって車の運転も
できなくなる時がくるんだ。道路よりもまずやらなければならない事があると思うが
どうだろう?

 

連日夜のBSでゴッドファーザーを見た人も多いと思う。
子供の頃から何度見たか分からないが、大人になってみると
また違う味わいがある。アルパチーノとロバートデニーロを見出した
コッポラは慧眼だった。個人的にはデニーロがマーロンブランドの
若い頃を演じたPARTⅡが好きだ。たぶん逞しくて、これからやってやる
という生命力みたいなものとか、感じるからなのかな。

親父は強かった、家族を守るために。しかしその力の為に家族を失ったんじゃ
ないのか?俺も同じなのか?というマイケルの暖炉の前の自問自答は、この年に
なって初めて深く心に響いた。好きな場面を挙げればきりがないんだけど。
3部作を10年以上振りにしっかり見て(単純だと笑われそうだが)少し考えた。

で、土日はこれから仕事の人には会わないようにします!
土曜のアポイントが最近多くて、仕方ないかなとも思っていたが。
その時間を子供達と過ごすようにしようというわけ。
多分私は昨年親父から世代交代を受けたんだろうと思う。
コルリオーネファミリーのような儀式はもちろん無いけど(笑)
自分なりに事業意欲と家庭の平安をバランスとっていきたいな、と
いうことでお取引各社様のご協力をお願いします。

さてそんな話はさておき、三寒四温が続きます。
今日はまだ雪が降ったりしてたけど、店頭は春一色。
モンクレールも、新ブランドも、春のバッグも続々入荷中!
すでに完売したものは、別注含めて生産してます。こちらも予約受付中!
デュプレックスのカフェミッドランドバンクも春の新メニュー登場です。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。

 

いつもより少し早い春の嵐が来て、気温も高い。
金曜は今週ずっと続けているスタッフ個人面談を急遽キャンセルして
久々に倶利伽羅不動へ行って来た。別にお告げがあったわけじゃないが。
ど~んという太鼓の音に身が引き締まるっていうのかなあ。まあ気は心だ。

その個人面談も朝からびっしりで、合間にアポイントが入ったり結構大変なんだが
スタッフ一人ひとりとじっくり話す貴重な機会だ。思わぬ改善ポイントを発見したり。
無駄な会議のない風通しの良い社風、と社長が勝手に思っているだけ_じゃあ
むなしいので、今後も続けていきます。

春モノへの移行期を利用して、全員参加の講習会も行います。
誰が対応しても気持ちのよいブルーコムであるために。
言うのは易し、なのだ。お叱りのメールも色々と頂戴しております。
地道な改善を日々続けていきたいと考えております!

アラフォーなんて聞きたくもない変な造語だが、つい買ってしまった、、、。
AROUND40コンピレーションCD。もう大変!奥さん80年代なんすよ!
家内に聞かせると当時のいやな事とかも思い出すね、なんて言うが。
それでもみんな色々あっただろうし後悔も多々あるけれど、今の自分をそんなに
嫌いなわけじゃない。そんなこんなも含めて味わい深い人生だよな、という確認作業
みたいな感じ?あぁ、書けば書くほど恥ずかしい、そして僕は途方にくれるんだ、、、。


 

暖かな日が続く。今年は花粉もずい分早いようだ。
店頭でも春物を手に取るお客様が多い。
アーメンのロングフードや、グラマティコのカットソーなど
動きの早いものも目につく。

世界中のお金の動きに急ブレーキがかかっているこの数ヶ月。
小売業が受けるその余波の大きさは、金融や製造業よりも明らかに小さいとは
思う。どこが不況なの?というアパレル関係者の浅はかな発言も目につくが、
たとえ業績が好調だとしても、私はとてもそんな気になれない。
だって世界は全て繋がっているんだから。

そんな中オバマ大統領は、日本と同じ失敗をしてはならないと記者会見で発言した。
言いたい事は分かるが、自分ちで火事を出しといてなんていう言い草だ、とも思う。
それを言うならブッシュと同じ間違いをしないで欲しいよね。
総理大臣も記者の挑発に乗って、古い郵政話や言葉尻ばかりに気を
取られてないで、大統領にもっと言うべきだし、オバマなみに思い切った対策を
すべきだろう。それにしても、、、ゼネコン、キャノンからL&Gまで。日本の闇は深い。
後日小泉さんが無責任な発言をして、新聞もテレビも必要以上に大騒ぎ。
大人たちの右往左往ははっきり言ってみっともない。

 

どうしても私に会いたいという大阪のメーカーの人が来た。
誰に何を聞かされたか知らないが、ずいぶん緊張していた(苦笑)。
いやいや、いたって普通のおっさんですから。電話が怖かった?
そんなつもりは無いんだが、申し訳ない。

例えばGINZAやSPURなどモード寄りのブランド。
展示会には梨花さんも来てくれて、、と聞けばブルーコムとは縁遠い気もする。
しか~し。先入観だけで何事も決めちゃあいかんのだ。
縦糸を綿、横糸を麻で特殊な織機で織って、麻を縮めてさらに熱で焦がして
目を詰めた素晴らしい素材のパンツはとても美しい。言葉じゃ分かりにくいよね。

何故ここに取り上げたか、といえばこの頃よく思うことがあるからだ。
パリやミラノのコレクションをとても寒々しく感じるのは昔からなんだが、
それでもアパレル産業に関わる人々は王様の耳はロバの耳、と言えずに
コレクションやショーを持上げ追いかけ続ける。

人が主で服は従であるべき?あるいは服は道具でいいんだろうか?
ライフスタイルとかけ離れたものは取り扱いたくない、とずっと思ってきた。
ラグジュアリーって何だ?デザイナーって何やねん?と。
ブルーコムでモード、と呼ばれる分野の取り扱いが少ないのもそのせいなのだ。

今回見たワンピース(デニムをリメイクしてくっつけてる)とか
レザーのフリンジベストとかはきっと新鮮な印象でお店に並ぶ。
変えてはいけないものもあると同時に、変えていかなきゃいけないものもある。
なんか屁理屈なんだけど、変わらないために変わらなきゃ、みたいな。

私のずい分と頑固に凝り固まった頭を、恐る恐るほぐしてくれた彼は
遠慮がちに歩いて帰っていった。うん、まだ私もチェンジできるようだ。
松本清張が一大決心をして小倉から上京したのが43歳。
ブルーコムはこんな感じ、と安易に決めつけられないように
これからもお客様に新鮮な驚きをもってもらえるように
新しい命を吹き込み続けたい、と思う。
やっぱ服屋なんだからさ、交差比率や自己資本比率やROIとかなんとか
数字ばっかり気にしてちゃあ面白くないよな、と思うある一日であった。

 

風は冷たいが、日差しは暖かな日が続いている。
店頭の春物も、ずいぶん揃ってきた。
アーメンのコットンキルトなど入荷後、あっという間に出るものも。
四季の移ろいはいつも感慨深いが、特に雪国では春の訪れは特別なものだ。
この後梅が咲き、四月には満開の桜が咲いて夏が訪れる。

エミスフェールのギャザーシューズやSOILのドルマンスウェットなど
完売して別注をかける品番も多数出ている。春はこれから♪

寝込んでいたおかげで仕事もたまるし、アポイントはずれ込んで立込むし、、。
自業自得なんだが、それでも慌しい。
相変わらず聞いたこともない人から紹介だなんていって、営業に来るし。
今度からそんな不躾な営業には、一人ひとり手相でも見てあげて
見料徴収してやろうか、と思う時がある。使えない弁護士や税理士よりは
ましな話ができそうな気もするし。いやこれは冗談。

さて今週のFMとやまGraceでも発表しましたが、店頭はスペシャル5デイズ
開催中です。春ものと同時に冬物最後のセールです。70~50%オフ!
ネットには掲載しきれない一点ものも多数ありますので、是非チェックしてくださいね。
今週日曜までです。

 

インフルエンザだったのかはっきりしないが、ダウンしてしまった。
先週の近所の親父さんのお通夜の後、寝込んでしまった。
それにしても、と思うのだ。人の一生はこんなにもはかないものなのか、、。

心よりご冥福をお祈りいたします。


3日間寝込んでさすがに回復したら、今朝は家内が寝込んだ。
カレンも熱があるようだし、皆パパのがうつったんだな。
エイスケと龍弥だけは元気なのが救いだ。
佑は今週学校のスキー合宿だから、一度行っておきたいと言うが、、、。

来週からは完全復活します。
アポイントがあったのに、お会いすることもできず電話にも出れず
皆様どうも申し訳ありませんでした。

 

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