一度読むとその作家の書いたものをとことん読んでみたくなる私は、自分でもアマゾンの「こんなのも買ってます」症候群だと思うが、神田正典の「成功者の告白」を続けざまに読んだ。寝る前とか香蓮をひざに置いて(最近は抱っこしないと寝なくなってきた)。起業して数年後、業績が成長カーブを描くと同時に、同じタイミングで家庭が壊れていくという。まったく笑えない、、。いや、うちの家庭が壊れてるっていうんじゃないんですけど、やはり思い当たる事が沢山あって少し怖くなった。いくつかのパターンもあるし、そのセオリーを知っておくのと知らないで慌てるのじゃ大違いだから30歳以上の男性(もちろん女性も)は読んでおいて損はないと思う。人生万事塞翁が馬、という事だろうか?偶然を偶然と思っちゃいけない、その通り!会社を辞めて高岡に戻るとき、当時の社長さんに最後の挨拶をした。別れ際に言われた言葉を思い出した。「松田君、商売っていうのは内福じゃないといけないよ。」内福ってつまり福は内ということ、家庭が円満である事に他ならない。その時の私はほのかな希望と野心と、その裏にとてつもない漠然とした大きな不安を抱えて言葉を消化する余裕もなかった
。今ならよ~く分かる。10年かかりました、社長いや会長さん。